2010年03月17日
インプラント使い回しの歯科医院提訴へ
歯科治療であごに埋め込むインプラントを使い回しされ、被害を受けたとして、17日、患者らが愛知県豊橋市のクリニックを提訴する方針を明らかにした。
17日、記者会見して提訴する方針を明らかにしたのは、豊橋市にある「関歯科クリニック」の元患者ら33人。元患者らは、関歯科クリニックが不当なインプラント治療をしたなどとして、損害賠償などを求める方針という。
インプラント治療とは、あごの骨にインプラントという金属で出来た土台を埋め込み、人工の歯をかぶせる治療方法。1本あたり数十万円の高額な費用がかかるが、自然な感覚だとして治療を受ける人は多いという。訴えによると、関歯科クリニックは他人のあごに埋め込まれていたインプラントを使い回し、別の患者に埋め込んだ疑いがあるという。
疑惑を受け、保健所は今年1月に立ち入り検査を行い、関志乃武院長から事情を聴こうとしたが、関院長は2度にわたり自殺未遂の騒ぎを起こして入院した。同クリニックでインプラント治療を受けた元患者によると、事前に説明もなく勝手にインプラント治療が行われ、多額な治療費が請求されたという。
同クリニックで働いていた歯科助手も、「インプラントの使い回しや必要のないインプラント治療が頻繁に行われていた」と取材に対して話している。
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